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キャバクラの給料システム「スライド制」は主に3つ
キャバクラの給料は時給制ですが、ただの時給制ではありません。
その名もスライド制。
ほとんどのキャバクラでは、このスライド制が導入されています。
キャバ嬢の求人情報を見ると「時給3000円~」という文言を見たことがあるかもしれません。
これは最初は時給3000円から、成績が上がればスライド制により時給が高くなっていくという意味です。
キャバ嬢としての業績が良ければ良いほど、時給が上がっていくというのがスライド制の基本のシステムです。
スライド制も細かく分けると3つの種類があり、その評価するべき業績の種類が異なります。
そのスライド制の3つの種類について紹介していきますね。
①売上スライド制
キャバ嬢の営業により上げた売上の数字が成績として時給に反映されます。
ドリンクやボトルのオーダー、指名料など様々なものが成績の加算対象です。
お店によっては指名をもらった時の売上のみが成績として加算される、というシステムもあるのでここはお店によっても異なります。
この売上が月々で計算されて、50万円以上ならいくら、70万円以上ならいくらと明確なボーダーラインが決まっています。
ですので、たくさん売上を出せば出すほど収入は上がっていく上、売上をきっちり計算していれば自分の時給がいくらになるのかもわかりやすいです。
売上がそのまま時給に反映されるので、営業のやりがいもありますね。
②ポイントスライド制
キャバ嬢としての業績に様々なポイントがつけられています。
例えば売上1万円で1ポイント、指名1本で1ポイントなど。
売上はもちろん、指名や同伴など、様々な部分にポイントがついており、その月々のポイントの合計値で時給が決まります。
ポイントが付く部分はお店によって異なりますし、ポイントがどれだけ付くのかも異なります。
売上はもちろん、どれだけ指名を取れるか、どれだけ同伴するかもポイントの対象となるので、売上さえ稼げば良いというわけでも指名さえ取れば良いというわけでもありません。
あくまでキャバ嬢としてそのお店でどれだけの人気が取れるかがポイントに大きく反映されてきます。
③指名本数スライド制
お客さんからの指名の本数が時給に反映されるシステムです。
特定のキャバ嬢を目的に来店する本指名、接客中に気に入られて店内で指名をもらう場内指名、キャバクラでの指名には2種類の方法があります。
指名本数のカウントはお店によって異なる部分があり、本指名だけを指名本数としてカウントするところや、場内指名の本数もカウントするというお店もあります。
どのシステムだとしても指名を取らないことには時給アップには繋がらないので、指名を取るためにキャバ嬢としての自分を売り出す努力が必要不可欠ですね。
時給に加えバックなどのインセンティブが発生
さらに、キャバ嬢の給料は時給だけではありません。
キャバクラではバックと呼ばれるインセンティブが発生し、売上や指名などの一定割合が時給にさらに上乗せされます。
多くのお店で導入されているバックには以下のようなものがあります。
指名バック:指名料の一部がバックとして入る
同伴バック:同伴料の一部がバックとして入る
他にも、これらのバックを総合して「売上バック」として本指名のお客さんの支払いの一部が、そのキャバ嬢のバックとして上乗せされるというシステムのところもあります。
高額ボトルを1本オーダーされるだけで、バックは数万円に登ることもあります。
売れれば売れるほど、バックがキャバ嬢の給料に多く上乗せされていくのです。
引かれるお金もある?
一方で、給料から引かれるお金もあります。
源泉徴収という税金です。
だいたい給料総額から10%ほどが税金として引かれます。
さらに、ヘアメイク代や終電後の車での送迎代など、キャバ嬢の仕事をするにあたって必要なサービスをお店から受けている場合は、その分の代金が引かれる場合もあります。
引かれる分のお金があることは事前に説明を受けることになりますが、不当に給料が多く引かれていないか、ちゃんと毎回確認することが大切ですね。
まとめ
それではキャバクラでの給料システムについてまとめましょう。
多くのキャバクラでは「売上スライド制・ポイントスライド制・指名本数スライド制」など、キャバ嬢の一定の業績に合わせて時給が上がっていくシステムを導入しています。
そこにさらに「バック」と呼ばれる売上の一部がインセンティブとして上乗せされるので、売れっ子キャバ嬢ほど時給以上の高額な給料を得られることになります。
源泉徴収やヘアメイク代、送迎代など給料から差し引かれる分もあるので、ちゃんと正しい金額が引かれているか確認することが大切です。
細かなルールは違えど、これらのシステムを導入しているキャバクラがほとんどです。
ですので、キャバクラで働くときは給料のシステムについてもぜひ確認してみてくださいね。